白き薔薇は永遠を唄い
赤き薔薇は生命を唄い
黒き薔薇は絶望を唄い
青き薔薇は幻想を語った
孤独の針が身を苛み
真実の声が心を震わせ
時の守りが築く城壁を
突き崩してそれは現れた
闇夜に舞う花
月夜に舞う花
十六夜に陰る花
満月に曇る花
手には断罪の斧を持ち
足には咎の鉄枷をはめ
目には目隠しをして
それはリアルへと歩き出す
闇を恐れるな
月を恐れるな
花を恐れるな
薔薇を恐れるな
永遠を忘れるな
生命を忘れるな
絶望を忘れるな
幻想を打ち砕け
時の鎖の呪縛より
心の檻の奥底より
己に眠る絶望より飛来して
それは唄を唄った
白き薔薇は永遠を唄い
赤き薔薇は生命を唄い
黒き薔薇は絶望を唄い
青き薔薇は幻想を語り
天の薔薇は覚醒を奏でる
この、月夜に
覚醒は薔薇の中で。